静江さん、ついに海を渡るの巻
現在開発中の ニューミックス毛 を完成させる為
我々と苦楽を共にしてきた静江さんが、ついに中国の工場へ旅立ちました。
今日のブログでは、その旅立ちの日のワンシーンをお伝えいたします(^v^)
この3年間 働きづめだった当店の 静江さん。
薄汚れたおデコと頬は、今や 黒光り している。
それにしても・・・まさか 鼻まで黒くなるとは思わなかった 。
たとえこんなに薄汚れていても
この日の静江さんはどこか希望に満ちあふれた表情をしていた 。
そう! 彼女は重要な任務を果たす為、ついに 海を超える 決意をしたのだ。
「わたしが行くしかないのよ! きっと わたしが何とかする!!」
そう言いながら
試作品のニューミックス毛を頭に被り、自らそっと箱の中に入っていったのでした。
別れを惜しむ山崎・・・ そんな山崎を尻目に静江さんは小さな声でボソッとつぶやいた。
・・・「あなたの分け目より・・・かつらの分け目の方がリアルな気がする。」
こんな状況に置かれながらもそんな事を考えていたとは
あぁ~ なんというプロ意識であろうか(~_~;)(~_~;)
そんな静江さんを、決して 決して 傷つけるようなことがあってはいけないと
私たちは店にあったありったけの紙やらビニールやらで丁寧に梱包作業をした。。。が。。。
どう見ても・・・ 単なる ゴミ にしか見えない。。。
「臭いものにふた」的な浅はかな考えで、性懲りもなく上から隠してみたものの
どうもすき間だらけで何の意味もないように思えた。
こ・・・こんな事ではいけないっ! もっと ちゃんと静江さんを守らなければ!
海を超える時にゴロンゴロンされてしまうかもしれないし。。。
考えた末にこうなった。箱の中に箱。
・・・だったら初めからちっちゃい箱だけでも良かったんじゃないの?
という声も聞こえてきそうだが、単細胞なO型二人の発想は所詮こんなもんである。
数時間かけて(←これはウソである。)厳重な梱包を終え、こんな写真まで撮ってみた。
そして一応みんな揃って記念写真♪
これで準備はすべて整った。 この数カ月やれることは全部やった。
私たちの夢を叶える為に、きっと静江さんは異国の地で頑張ってくれるに違いない。
しかしながら一番大事な静江さんを旅立たせるなんて。。。
涙ながらにクロネコヤマトさんに電話をかけ
お気に入りの☆☆君が集荷にきてくれるのを二人で待っていた。
するとそこに現れたのは、いつもの☆☆君ではなく オッちゃんだった(;一_一)(;一_一)
静江さんを送り出した後、店内を見回した我々は急に不安になってしまった(._.)(._.)
そこには 未だに腫れぼったい瞼の フェロモン系ニュー静江さんと
静江さんにはまだまだ程遠い五分刈りの「静男っ!」 しかいないのだから。
そんな濃いぃ~~い眉毛と仏頂面で
果たしてちゃんと仕事をこなす事ができるのだろうか。
今までの静江さんのように、ちょっと懐かしい昭和の匂いを醸し出しながら
どんなスタイルのウィッグでも被りこなすことができるのだろうか。。。
一抹の不安がよぎるものの きっとそのうち見慣れるかも~(^_^;)(^_^;)
そう自分たちに言い聞かせながら
「静男っ!」の顔をいつまでもいつまでも眺めていたのでした。。。
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