オリジナルウィッグ只今開発中(3)試作品第1弾。
今日 オリジナルウィッグの試作品 第1弾が出来上がってきましたので早速お伝えします。
今回の打ち合わせテーマは、髪質とベースネットの形状の確認。
そして、とっても気になる分け目の素材についてです。
コンフェッティが開発をお願いしているのは、ロングでもお手入れが楽な ミックス毛(人毛50% + 耐熱人工毛50%)を使った医療用ウィッグと、やはりロングの人毛100%の医療用ウィッグ。
どちらもスタイルが自由に作れるように、ノーカットのベースウィッグを作っていただいています。
ウィッグのフィット感 (ベースネットの形状) はとても重要になってきます。
今回の試作品は少し型が大きかったので、これを元に再度細かなところを打ち合わせして、微調整していただくことになりました。
ベースネットに関して良かったところは、
ネットが二重になっていて、肌に触れる部分がとても柔らかな素材でできているというところ。
長時間着けていることの多い医療用ウィッグの場合には、少しでも肌ストレスがないほうがいいですからね 。
次は髪質です。
これはお世辞でもなんでもなく
こちらの会社の人毛の髪質に関しては、安心しているんです。
以前からコンフェッティでも扱っていましたから、間違いなく髪質は良いと思います。
しかし、どこのかつらメーカーの方にお聞きしても
昔(20~30年前)に比べると質の良い人毛は、かなり少なくなっているそうなんですね。
時代の流れで仕方がないようですが・・・。
そして、今日持ってきていただいたミックス毛に関しては
新しいファイバー毛を使ってくださっていて、手触りは滑らかでサラサラした感じ。
時間が経つにつれて、しっとりと馴染んでいく感じがしました。
あの人工毛特有の引っかかるような、キシキシした感じはありません。
川上さんの話によると、
耐熱といっても色々あって、今回使ったファイバー毛は難燃なんだそうです。
ライターで火を点けても燃えないんです! とおっしゃってました。
我々・・・まだ未熟者でして・・・ その辺のところ よ・・・よく分からなかったので
「へぇ~~~」 としかお答えできなかったのですが。。。
よく考えてみれば、火が点いて、髪の毛燃えちゃったら大変ですもんね。
難燃って 大事な事なんですね!
ミックス毛は、見て触っただけでは、なかなか瞬時に良し悪しの判断がつきません。
実際に何回かシャンプーしてみたり、アイロンを使ったりしてどんな感じになっていくのか、是非試してみて下さい とおっしゃっていただいたので、我々少し時間をかけて、しっかりチェックしたいと思います。
今日の様子です。 結構真剣に話し合っています。
一番左が、頼りにしてます川上さん。 真ん中は、やはり開発を担当してくださる ちょっとクールな牧野さん。
お二人とも大阪から来てくださっているんです。 ほんとに有難いです。
そして、手前の真剣さとは大きくかけ離れ、ピースをしている荒澤さん。
ほら 自髪よりも かつら着けたほうが似合ってるってお方ですよ!
そんな荒澤さんをよそに
この時 いったい何を真剣に話していたかというと・・・
ここです!
拡大してみましょう! どうですか? かなりリアルでしょ〜
コレを使っていただくことにしました。
この人工頭皮の素材に関しては、また改めて詳しく書きたいと思いますが
今回の打ち合わせでは前回よりももっと細かな点をお伝えすることが出来ました。
たとえば「つむじ」の位置とか、前髪の毛の流れ方とか・・・
そんな細かな要望もきちんと聞いてくださって、ほんとに頭が下がる思いでした。
さぁ 次回の打ち合わせがかなり楽しみになってきた菅谷&山崎であります。
もうすでに
オリジナルウィッグの完成をお待ちいただいているお客様もいらっしゃるので
開発の方もかなり急ピッチで製作を進めてくださっています。
このような形で少しづつ納得のいくウィッグを作っていただいておりますので
もうしばらくお待ちくださいね!
そして
みなさんがお帰りになった後、我々が何やってたか。
明日のブログでご紹介します。
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